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Chieko.I

野菜作りが上手な血液型カップルって?


ある夏の日の午後、仕事先で知り合ったO型男性のTさんに、久しぶりに会いました。Tさんが、陽に焼けてずいぶん健康的になっているので、

「海にでも行ったの?」

と聞きました。

「まあね、イナサーフィンってやつね」


私はてっきり新しい形のサーフィンかと思い込んで、海の話をしようとしたら、彼がニヤニヤ笑っています。

「そうか、稲サーフィンね」

と、わたしはやっと気づきました。


Tさんは、普段は都内で仕事をしていますが、実家が茨城で農業を営んでいるため、繁忙期になると週末は田植えや畑の農作業を手伝うのだそうです。


とにかく農家の皆さんは年老いているので、ご近所周りからもTさんに依頼が集まり、週末に一気にそれをこなさなければならないのだとか。とはいえO型らしく、自然に親しむのはけっして嫌いではないようで、農業の話しをするときは、とても生き生きとしています。そんな彼から、興味深いことを聞きました。


彼は、茨城の農産物を都内に卸す仕事をしていたことがあり、その際に、地元のあらゆる農家のお家を訪ねてまわったそうです。そこで彼は、あることを発見したのだといいます。


それは「A型旦那の夫婦が作った野菜は美味しい」ということです。


農家さんは、まあほとんどが、ご夫婦で力を合わせてやっているのだそうですが、そして奥様が何型であろうとも、やはり旦那様の血液型がA型であることが、重要なのだとか。そして中でも、奥様がO型だと、その傾向がより強まるのだそうです。つまり[A型夫ーO型妻]夫婦の作る野菜は、どれも美味しいのだと、彼は言うのです。


Tさんがその話しを始めたとき、わたしはちょうど帰ろうとしていたのですが、椅子から立ち上がろうと浮かせていた腰を止めて、やおら座り直し、慌ててカバンからメモを取り出したのでした。そんな貴重な話し、聞き逃すわけにはいきません。


もちろん彼は、血液型について詳しく知っている訳ではないのです。しかし彼なりの観察と、わたしの見解を交わらせ、お互いに「そうそう」と納得しながら、話が盛り上がったのでした。


つまり、A型の男性は、まず第一に、仕事が丁寧なのだそうです。種の植え方にしても、真っすぐに、同じ間隔で、きれいに整えて植える。あるいは道具を扱うにしても、非常にきれいに手入れして整理されている。


「やっぱり、きれいに植えた方が、美味しいのかしらね?」

わたしが聞くと、Tさんはいいます。

「沢山作るからね、そりゃそうだよ。同じ味、同じ出来具合になるしね、土の養分も均等に行渡るでしょう?」


なるほど~そうなんですね。


「もしかしたら、A型の人なら、たとえば毎年の記録をちゃんと付けてたりするんじゃない?」

とわたしが聞くと、

「そうなんだよ。去年はこうだったとかいうのをね、ちゃんと書き留めてあったりするのね」


さすがですねえ、A型さんならではです!


そして奥様がO型だと、尚、安定して、何を作っても美味しい野菜ができるというのですが、果たしてその理由は?...やはりご夫婦で作業のリズムを合わせやすいからでしょうか?血液型のおもり関係の視点に立てば、理にかなったことではありますが。


そして最後に、付け加えるように彼がいいます。

「B型の旦那が作ったのはねえ、めちゃくちゃ美味しいのがあるの。そうかと思うとすごく不味いのもあるんだよねえ」


ああ、それも、何となく納得します。


Tさんの観察は、ほんの一部の地域に限ったものですが、とはいえ、とても貴重で興味深いものです。A型旦那の農家さんの何が、どんなところが、野菜作りを成功させているのでしょうか。日本の農業の未来のためにも、研究する価値がありそうです。


近ごろは、農業に興味を持つ若者たちや、定年後のご夫婦が増えたようですが、実際に取り組んでみると、やはりそう簡単ではないようです。作物が上手く育ってくれないということだけでなく、特にグループで共同で行う場合など、何かと衝突も多いのだと聞きます。


そんな時こそ血液型観察は、役に立つに違いありません。植物と人間たちの、相互のコミュニケーション能力を高めることは、何より大切なことでしょう。


ここだけの話しですが、Tさんの貴重な情報を考慮すれば、もしあなたが農作業を始めるなら、A型さんのやり方を真似たり、グループに加えた方が、成功する確率がちょっぴり上がるかもしれませんね。

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